令和7年度 社会医療法人社団尚篤会 赤心堂 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 12 47 86 145 270 350 328 672 793 168
当院の年齢階級別退院患者数を見るとご高齢の方の割合が高く、70歳以上が56.9%と6割、80歳以上が33.5%で特に80歳代が最多でした。主な疾患は、大腿骨骨折や胸・腰椎の骨折、心不全や肺炎などです。また、40歳代女性では子宮筋腫や卵巣のう腫など婦人科疾患が多く入院されています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)・腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術 67 4.55 4.56 0.00 73.29
060100xx01xxxx 大腸ポリープ 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 50 2.44 2.56 0.00 72.46
060335xx0200xx 胆のう結石 腹腔鏡下胆嚢摘出術 45 5.91 7.05 0.00 58.68
060035xx0100xx 結腸癌 結腸切除術・腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術等 26 18.00 14.80 0.00 77.80
060102xx99xxxx 結腸憩室炎 手術なし 24 8.83 7.56 4.16 58.16
外科では鼡径ヘルニアの手術治療が最も多い症例数となっています。大腸ポリープは外来手術や地域包括ケア病棟での治療も行っております。胆のう結石や結腸癌では体の負担が軽く回復の早い腹腔鏡下手術を積極的に行っています。また、手術症例だけでなく、結腸憩室炎などの緊急治療も外科が担当しております。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳癌 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)・乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴う) 64 12.29 9.76 0.00 65.57
090010xx02xxxx 乳癌 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) 60 5.80 5.44 0.00 61.13
090010xx99x30x 乳癌 手術なし・化学療法あり 29 2.93 5.29 0.00 61.13
090020xx97xxxx 乳腺良性腫瘍 乳腺腫瘍摘出術 12 4.08 3.95 0.00 45.25
090010xx99x0xx 乳癌 手術なし    -     -     -     -     - 
乳腺外科では早期発見・早期治療を心掛け、手術治療だけでなく、化学療法やホルモン療法なども積極的に取り入れ治療を行っております。遺伝カウンセラーによる遺伝カウンセリング外来を開設し、遺伝性乳癌卵巣癌症候群の検査や、必要時には手術も婦人科と連携して行っております。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮筋腫 腹腔鏡下子宮筋腫摘出術・腹腔鏡下膣式子宮全摘術 82 5.98 5.90 0.00 44.21
120070xx02xxxx 卵巣のう腫 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 72 6.56 6.01 0.00 44.04
12002xx02x0xx 子宮頸部異形成 子宮頚部(膣部)切除術 49 2.28 2.90 0.00 39.93
120220xx01xxxx 子宮内膜ポリープ 子宮内膜ポリープ切除術 44 2.40 2.70 0.00 52.09
120060xx01xxxx 子宮筋腫 子宮全摘術(開腹)・子宮筋腫摘出(核出)術(腹式) 39 8.92 9.15 0.00 46.69
婦人科では子宮筋腫や卵巣のう腫などの良性腫瘍での入院・手術が最も多く、体の負担が軽く回復の早い腹腔鏡下手術が主流となっています。検査・手術の結果や患者さんのご希望で高次医療機関での治療が必要な場合は、大学病院へ紹介させていただきます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 腎結石・尿管結石 経皮的尿路結石除去術 57 4.35 5.16 0.00 63.15
110070xx03x0xx 膀胱癌 経尿道的膀胱悪性腫瘍手術 54 8.51 6.79 0.00 77.01
110070xx03x20x 膀胱癌 経尿道的膀胱悪性腫瘍手術・化学療法あり 45 7.66 6.63 0.00 76.26
110080xx03xxxx 前立腺癌 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 36 3.00 2.57 0.00 78.52
110310xx99xxxx 急性腎盂腎炎、尿路感染症 28 13.39 13.42 10.71 73.28
腎結石・尿管結石で経尿道的手術を施行する症例が最も多く、また膀胱癌も手術だけでなく、再発予防のため化学療法膀胱注入療法を施行する治療が全体の半数を占める症例となっています。体への負担が軽く、早期回復が期待できる経尿道的手術が主流となり、安全な治療を心掛けています。また、一般泌尿器科疾患以外にも精索静脈瘤など男子不妊症治療にも積極的に取り組んでおります。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎(75歳以上) 25 28.80 16.10 16.00 85.28
050130xx9900x0 心不全 14 32.57 17.31 0.00 87.21
110310xx99xxxx 急性腎盂腎炎、尿路感染症 14 17.64 13.42 7.14 76.14
110280xx9901xx 慢性腎不全 人工腎臓 13 30.69 14.01 7.69 81.15
030400xx99xxxx めまい症 10 5.70 4.67 0.00 76.10
内科の入院では、肺炎や心不全が多い疾患であり、平均年齢85歳以上とご高齢の方が多く入院されています。発熱等の原因が尿路感染症の場合やめまい症などの緊急入院や、慢性腎不全の人工透析導入目的に入院される方もおられます。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 42 23.97 17.31 4.76 80.88
050210xx97000x 徐脈性不整脈、ペースメーカ電池消耗 ペースメーカー交換術    -     -     -     -     - 
070320xx99xxxx 廃用症候群    -     -     -     -     - 
110310xx99xxxx 急性腎盂腎炎、尿路感染症    -     -     -     -     - 
030400xx99xxxx めまい症    -     -     -     -     - 
循環器科では心不全での入院が最も多い疾患となります。また心臓の正しいリズムを保つために埋め込むペースメーカーの電池消耗による交換術を行う目的で入院される方もおられます。かかりつけの患者さんのめまい症や尿路感染症などの緊急入院へも対応しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 大腿骨骨折 骨折観血的手術・人工骨頭置換術 84 37.46 24.75 52.38 81.82
160760xx01xxxx 橈骨遠位端骨折、橈骨尺骨骨幹部骨折 骨折観血的術・骨内異物除去術 54 4.88 5.86 1.85 58.14
160690xx99xxxx 胸椎・腰椎圧迫骨折 手術なし 41 33.39 18.99 29.26 80.00
07040xxx01xxxx 変形性股関節症 人工骨頭挿入術・人工関節置換術 40 35.15 18.55 5.00 71.42
070230xx01xxxx 変形性膝関節症 人工関節置換術 38 38.60 21.21 13.15 76.15
高齢者の大腿骨骨折や胸椎・腰椎圧迫骨折、小児や比較的若い患者さんの上肢の骨折など外傷疾患が上位を占めています。手術後の早期離床を心掛け、機能回復に向け早期リハビリに注力し、回復期リハビリ病院等へ転院がスムーズにできるよう支援しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌    -    -    -    -    -    - 1 第8版
大腸癌 28 13 19    -    - 10 1 第8版
乳癌 60 55 13    -    - 16 1 第8版
肺癌    -    -    -    -    -    - 1 第8版
肝癌    -    -    -    -    -    - 1 第8版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
早期治療を心掛け、胃癌手術、大腸癌手術で侵襲の少ない腹腔鏡手術や内視鏡的手術(粘膜下層剥離術や粘膜切除術)を積極的に行っております。乳癌では手術の89%が腋窩部郭清(周囲のリンパ節や血管を節する方法)を伴わない乳房部分切除術・乳房切除術を施行しております。また症例によっては再発例だけでなく周術期から免疫チェック阻害剤と化学療法との併用で治療性成績の向上を目指した治療治療を行っております。当院で治療される場合でも、希望によりセカンドオピニオンとして大学病院を受診いただいたり、大学病院で治療をご希望される場合には、紹介させていただく体制を整えております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症    -    -    -
中等症 26 25.23 81.96
重症    -    -    -
超重症    -    -    -
不明    -    -    -
当院の成人市中肺炎の重症度別患者数を見ると、中等症の症例が全体の60%、平均年齢も82歳と高齢の方が多く占めています。また中等症以上の症例が全体の88%を占め、平均在院日数も23日~1ヵ月以上と長くなっています。また特に合併症を有する肺炎は重症化する傾向にあり、抗生剤など薬物治療を中心に必要時酸素吸入名での呼吸管理を行い、早く日常生活に戻れるよう、リハビリも含めた早期治療が重要となります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 15 25.93 81.00 26.66
その他 10 24.83 83.42 30.00
発症より3日以内の方が全体の60%を占め、入院後すぐに薬物投与による急性期治療を開始します。また機能回復に向けた早期リハビリを心掛け、さらにリハビリを強化するため、地域包括ケア病棟への転棟や回復期リハビリ病院等に転院がスムーズにできるよう支援しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 58 2.48 4.18 0.00 58.62
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 52 0.17 1.11 0.00 71.71
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 48 1.06 2.31 0.00 72.64
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 24 4.79 12.66 0.00 7.50
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 23 1.17 2.65 0.00 70.08
胆のう結石症や胆のう炎に対する腹腔鏡下手術や、大腸ポリープに対する手術が多く、次いで鼡径ヘルニアの腹腔鏡手術となっています。他の消化管疾患に対しても侵襲の少ない腹腔鏡下手術や内視鏡下手術を積極的に行っております。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍腫手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) 60 1.03 3.76 0.00 61.13
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない) 42 1.00 9.35 0.00 67.45
K6766 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施するもの) 12 1.00 13.58 0.00 59.33
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル未満) 10 1.00 1.70 0.00 42.70
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの)    -    -    -    -    -
健診等の推進により乳癌の早期発見・早期治療が進み、全乳癌手術の89%が腋窩部郭清(周囲のリンパ節と血管を切除する方法)を伴わない乳房部分切除術・乳房切除術を行っております。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 85 0.97 4.62 0.00 45.07
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用のもの) 53 0.45 0.96 0.00 51.81
K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 52 1.00 5.96 0.00 49.51
K867 子宮頸部(膣部)切除術 49 0.28 1.00 0.00 39.93
K877 子宮全摘術 34 1.05 8.05 0.00 48.64
卵巣のう腫に対する腹腔鏡下手術が一番多く、他の疾患も腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術など侵襲の少ない手術を積極的に行っております。平均年齢40歳代~50歳代と比較的若い患者さんが多く、入院期間が短くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 98 1.76 5.70 0.00 76.61
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 56 1.03 2.25 0.00 63.07
K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 36 1.00 1.00 0.00 78.52
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) 28 2.57 9.85 0.00 77.17
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 14 4.07 5.42 0.00 65.42
膀胱癌に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、次いで尿管結石に対する結石除去術・結石摘出術となっています。前立腺癌の放射線治療を行う前に、正確な照射位置を決めるために行う放射線治療用金属マーカー留置術なども行っています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの)    -    -    -    -    -
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術    -    -    -    -    -
K6072 血管結紮術    -    -    -    -    -
K6233 静脈形成術    -    -    -    -    -
K6851 内視鏡的胆道結石除去除去術(胆道砕石術を伴うもの)    -    -    -    -    -
慢性腎不全で人工透析治療を必要とされる患者さんの内シャント造設術や血栓などを除去する手も行っております。入院中に併発疾患を他科に依頼し、手術を行うこともあります。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術    -    -    -    -    -
   -    -    -    -    -    -    -
   -    -    -    -    -    -    -
   -    -    -    -    -    -    -
   -    -    -    -    -    -    -
洞不全症候群や房室ブロックなどの疾患で心臓を正しいリズムに保つために埋め込むペースメーカー治療に対する手術も行っております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術(前腕)(下腿)(手舟状骨) 124 1.80 10.04 0.80 58.89
K0821 人工関節置換術(膝)(股) 86 2.04 33.83 9.30 72.69
K0461 骨折観血的手術(上腕)(肩甲骨)(大腿) 72 2.50 26.13 23.61 72.93
K0811 人工骨頭挿入術(股)(肩) 42 4.69 33.33 64.28 84.45
K0463 骨折観血的手術(鎖骨)(膝蓋骨)(足)(手(舟状骨を除く))(指) 32 1.43 4.93 0.00 51.18
骨折に対する骨接合術や、変形性膝関節、股関節に対する人工関節置換術等が上位を占めています。また高齢者に多い大腿骨骨折では、人工骨頭挿入術の施行も多く、早期リハビリを心掛け、地域連携パスを活用し回復期リハビリ病院等への転院支援も行っております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一    -    -
異なる    -    -
180010 敗血症 同一 13 0.45
異なる 11 0.38
180035 その他の真菌感染症 同一    -    -
異なる    -    -
180040 手術・処置等の合併症 同一    -    -
異なる    -    -
尿路感染症などの感染症から敗血症を発症し入院された患者さん(24件)、手術・処置等の合併症では、手術し退院後に創部の感染や出血、人工関節のゆるみや脱臼などをきたし再入院された患者さん(6件)などを示しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
914 830 90.81
周術期の肺血栓塞栓症の予防対策は、発生率の低下に繋がります。当院では静脈血栓塞栓症リスク評価票をもとに、16歳以上の全患者さんを対象に予防対策を実施しています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
432 396 91.67
血液培養検査は、敗血症や感染症が疑われる患者さんから血液を採取し、血液中の細菌の有無や種類を調べる検査です。診断精度向上と偽陽性による過剰治療防止のため、2セット採取することが推奨されており、感染症の診断精度を高めるために重要です。細菌培養同定検査は、血液のほかに口腔や穿刺液などから採取した媒体で検査を行います。本指標は血液培養検査を1日に2件以上実施している割合を示しております。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
175 141 80.57
抗菌薬は細菌による感染症の治療に使用される薬で、一般的に特定の細菌に対して使用しています。スペクトルとは抗菌薬が有効な細菌の範囲を示し、広域スペクトル抗菌薬とは幅広い細菌に効果があり、病原菌が特定できない場合などに有効とされています。しかし過剰な使用は薬剤耐性のない細菌もやっつけるため、薬剤耐性菌のみが生き残る環境を作るリスクがあります。そのため、抗生剤投与前に検体の採取と細菌培養検査を行い、抗菌薬を適正に使用することが重要です。抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められており、当院でも院内感染対策委員会で組織的に対策を行っております。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
45,437 73 1.61
入院中の転倒・転落防止のため医療安全管理委員会が中心となり、職員に転倒・転落を防止するための一般的な注意やリスクアセスメント、防止策を教育し、全患者さんについて、入院時に転倒・転落のリスクをアセスメントして、個別の予防策を立てています。また発生時の対応や報告手順を定め、再発防止にも努めています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
45,437 10 0.22
転倒・転落によるインシデントの影響度分類で、レベル3b以上は骨折など損傷が大きく、手術や処置が必要なものを指しています。日頃の対策により、該当の発生はありませんでした。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,574 1,574 100
手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗菌薬をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といい、主に手術部位感染を防ぐ目的で、手術開始前(通常1時間以内)に抗菌薬を投与します。感染予防により、入院期間の長期化や医療費の増大を防ぎ、より質の高い医療を提供することに繋がります。当院では全ての全身麻酔手術、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬投与を行っています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
43,570 18 0.04
褥瘡とは、長期間にわたって皮膚や組織が圧迫されることにより損傷を受ける状態であり、特に高齢の方や長期入院患者さんに多く見られます。褥瘡の発生は、患者さんの生活の質(QOL)の低下を引き起こすだけではなく、感染症のリスクを高めたり、在院日数の延長や医療費の増大にもつながります。当院ではNST(栄養サポートチーム)褥瘡委員会で褥瘡の危険因子を有する患者さんや栄養状態に問題のある患者さんに、評価と治療の立案・実施することにより、全身の治療効果を高め、患者さんの生活の質の向上、原疾患の治療促進及び感染症などの合併症予防に努めています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
1,836 1,641 89.38
65歳以上の患者さんに対して、入院早期(48時間以内)の段階で栄養に関する状態を評価します。体重減少、食事量の低下、BMIなどの項目で評価を行い、専門的な栄養管理が必要と判断される患者さんを対象に、NST(栄養サポートチーム)褥瘡委員会が介入し適切な栄養管理を提案しています。NST(栄養サポートチーム)とは、専門の研修を受けた多職種の協働により栄養評価、栄養改善に向けた提案をおこない、それぞれの患者さんに適した栄養管理サポートを行い生活の質向上に貢献する医療チームです。入院早期の段階で適切な栄養管理に介入することで、治療効果の向上や合併症の予防、入院期間の短縮が期待できます。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
45,437 3,189 7.02
入院中の患者さんの緊急やむを得ない場合で「切迫性」「非代替性」「一時性」の3要件の全てを満たし拘束しないリスクの方が高い場合のみ、ご本人・ご家族への説明・同意を得て、安全を確保するために衣類や綿入りの帯など患者さんの身体や服に触れる道具を利用して最小限の部位や時間、身体拘束をして行動制限をすることがあります。拘束による身体的・精神的弊害を理解し、筋力の低下や皮膚・神経障害のリスクを考慮し早期解除に向けた検討を行います。
更新履歴
2026.9.29
DPCデータの基づく「令和7年度 病院情報」を公表いたしました。