病院指標
病院指標
病院指標の公表について
当院は平成21年7月からDPC対象病院となっており、厚生労働省へ診療に係わるデータ(DPCデータ)の提出を行っております。そのDPCデータから全国統一の定義と形式に基づいて病院指標の公開をしております。情報を公開することで診療の透明性を向上させ、地域の方々に当院の診療実績や特徴を理解して頂くことを目的としております。
DPCとは、入院患者さんの病名や症状をもとに、手術や処置などの診療行為の有無に応じて、厚生労働省で定めた診療群分類に基づいた1日あたりの定額支払い制度のことを言います。
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集計条件
現在公開しております病院指標は令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)中に当院を退院された患者さんのデータをもとに作成しております。
自動車賠償責任保険、労災保険、自然分娩等の自費診療、帝王切開等の医科保険と他保険を併用した患者さん、入院後24時間以内に亡くなられた患者さんは集計対象外となっております。
患者数が10件未満のデータにおいては、個人情報保護の観点から「ー」(ハイフン)表記となっております。
各種指標について
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- 1)年齢階級別退院患者数
- 令和4年度中に退院された患者さんの入院時年齢を、10歳刻みの年齢階級別で集計しております。
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- 2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- DPC14桁分類(以下:DPCコード(注1))別の患者数を診療科ごとに上位5位までを表しており、それぞれの平均在院日数(自院・全国)(注2)、転院率(注3)、平均年齢等(注4)を表しております。
(注1)診断群分類を表すコード。一連の入院期間中に行われた診療行為によって、同じ傷病名でもDPCが異なる。14桁の数字は全てに意味を持ち、全国共通のコードとして使用されている。
(注2)患者さんの在院日数(入院日数)の平均値(以下の指標も同様)
(注3)当院から他病院に移動して入院継続(転院)することとなった患者さんの割合(以下の指標も同様)
(注4)患者さんの入院時年齢の平均値。(以下の指標も同様)
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- 3)初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
- UICC病期分類(注5)に基づき、5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者数を「初発」(ステージ別)と「再発」に分けて表しております。
「初発」は当院において、癌と診断された患者さんや初回治療を実施した患者さんを表し、「再発」は当院・他院を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、癌が再発または遠隔転移をきたした患者さんの件数を表しております。
(注5)国際対がん連合によって定められた分類方法で、①最初に発生した癌の大きさと進行度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリによって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するもの。
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- 4)成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 成人であり、入院する契機となった傷病名および入院中に最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎で入院された患者さんの件数を重症度(注6)別に表しそれぞれの平均在院日数と平均年齢を表しております。ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎は集計対象外となっております。
(注6)A-DROPスコアという分類方法で、①年齢、②脱水の有無、BUN(尿素窒素)の測定値、③呼吸状態、④意識障害の有無、⑤血圧値の5つのカテゴリによって、軽症~重症の4段階に分類したもの。
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- 5)脳梗塞の患者数
- 入院中に最も医療資源を投入した傷病名のICD-10(注7)が脳梗塞(I63$)の患者数を、その発生から入院までの
日数別に表し、それぞれの平均在院日数、平均年齢、転院率を表しております。
(注7)世界保健機関(WHO)が世界保健機構憲章に基づき作成した、傷病に関する分類。
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- 6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別症例数上位5位まで)
- 各診療科別に症例数の多い手術件数の上位5位を表しており、それぞれの平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を表しております。
手術術式の点数表コード(Kコード)による集計とし、輸血などの軽微な手術は集計対象外となっております。
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- 7)その他(DIC、敗血症、その他の真菌症、手術・処置などの合併症の発生率)
- 手術や処置などを行う際に起こりうる播種性血管内凝固(注8)、敗血症(注9)、真菌症(注10)、術後の合併症(注11)の患者数とその発生率を表しております。
DPC病名と入院契機(入院加療する目的となった病名)が「同一」か「異なる」に分類して集計しております。
「同一」は入院契機病名の診療目的で入院し、その治療を行ったということを表しおります。また「異なる」は入院契機病名の診療目的で入院したが、入院中に違う病気を発症・併発したことにより、その治療が主となってしまった場合を表しております。
(注8)感染症などによって起こり、全身の小さな血管内で血栓ができ、血管を詰まらせる重症な病態。
(注9)感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態。
(注10)真菌による感染症。
(注11)手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態。術後出血や創部感染など。